【四歩】波佐見に行ってきました!
先日、長崎県の波佐見に行ってきましたー!
当店でも多数取り扱いのある波佐見焼の器たち。
どのような場所でどのように作られているのか、現地で見てきましたのでご紹介します!
波佐見町は長崎県と佐賀県のちょうど県境にあります。
隣は有田。こちらも焼き物で大変有名ですよね。
↑のどかな山間に煙突がぽつぽつ。
近くにはきれいな棚田もありましたよ。
江戸時代から大衆向けの食器を大量に生産してきた波佐見。
その歴史約400年とのこと!
現在でも磁器製の食器類のシェアは国内トップクラスだそうです。
今回は四歩オープン当初からお世話になっている「マルヒロ」さんを訪ねてきました。
当店でも特に人気の「いろは」シリーズ。
こちらの製作風景を見学させてもらいました。
ずらっと並ぶ窯で焼く前の食器たち。
到着するとちょうど職人さんが「いろは」茶碗に麻の葉模様の絵付けしているところでした。
その早さに驚き!
ひとつの茶碗に、ほんの数秒で模様が書き込まれていきます。
「ホントはもっと早いんですよ~、カメラで緊張して…」
と笑顔の職人さん。
お邪魔してしまってすみません…
庶民の磁器食器として1750年~1780年ごろに全国に広まっていき、波佐見焼最大のヒット作と呼ばれる「くらわんか碗」。
「いろは」シリーズはその頃の文様をあしらい、くらわんか碗の親しみある素朴な風合を再現した茶碗です。
こちらは既に描き終わった丸紋。
筆だけでまんまるに描くのって難しいですよね。
その後釉薬をのせ、窯に入れる前に手でしっかりならしたり、僅かな補修を行います。
この作業をきちんとすることで仕上がりが変わってくるそうです。
後は窯に入れて焼き上げます。
温度は約1280℃。夏はとても過酷な作業です。
著名な陶芸家が作るわけではなく、機械などで均一に量産されるわけでもない、職人の技術によりひとつひとつ手仕事で丁寧かつ迅速に作られていく器たち。
店頭に並んでいる「いろは」茶碗も今日はいつもより輝いて見えます。